2009年

組込み用 仮想化基本ソフトウェア;ハイパバイザ「蛍」を提供開始

2009年11月16日 PDF
報道資料 株式会社アックス

組込み用 仮想化基本ソフトウェア;ハイパバイザ「蛍」を、
提供開始しました。


この度、株式会社アックス (本社:京都市中京区、代表取締役社長:竹岡 尚三、以下アックス)は、独自の組込みOS技術と実時間技術で、実時間処理可能な仮想機械を実現するハイパバイザ「蛍」を世界に先駆けて開発し、提供を開始致しました。

ハイパバイザ「蛍」の主な特徴

  • 世界に先駆けた組込み用ハイパバイザ
  • 実時間性をもつ仮想機械を実現したハイパバイザ
  • 1つのCPU上に複数の独立した仮想機械を実現
  • 各仮想機械では、同時に個別に全く異なるOSを起動
  • 実時間OS µiTRON, 絹(POSIX 1003.13API準拠), AUTOSARなどと、Linux, BSD, Solaris, AndroidなどのIT情報系OSを、同時に独立した仮想機械で実行
  • Linuxのセキュリティ・ハザード、フォールトの影響を、別の仮想機械は全く受けない
  • 実時間OSの実行の安全性が保証される
  • 実時間OSのバグ、フォールトが、他の仮想機械に影響しない
  • アックス独自のスケジューリング技術で、最悪値を保証した仮想機械のスケジューリングを行う
  • 高度化する車載機器、高機能通信機器、高機能FA制御機器、ネット・オーディオなどに最適

サポートCPU

IA32, x86, MIPS(開発中), ARM(開発中), V850系(将来)



アックスについて

アックスは、1990年代より電子手帳ザウルスやオリンパス社のデジタルカメラに採用されるなど実績十分な組込み技術と、1980年代よりUNIXサーバで培ったIT技術で、常にハイエンドな要求に応えています。アックスが独自に高性能化したマルチメディア向け組込みLinux「axLinux」、ライセンス条件の緩い高性能UNIX系OSとして「組込みBSD」、実時間指向の小規模組込みOS「XTAL」、携帯Linuxマシン向けの組込みGUI環境「式神」、オーディオ・車載・制御分野に最適なPOSIX準拠RTOS「絹」、ARM社純正開発ツール「RVDS」とアックス製組込みOS群とのバンドル製品、小さなシステム開発で定評あるKEIL社のARM社純正開発ツール「MDK-ARM」やHitex社の開発ツール「Tanto/Tantino for ARM」、ニッコム社の組込み機器向けユーザインターフェースデザイン&開発の統合環境「Cybelius Maestro」などを提供しています。また、国内外の半導体メーカ様との提携により、各種組込みCPUの充実したサポートを行っており、LinuxなどのOSをお客様の基板に移植するサービスから、組込み専用アプリケーションの作成方法のコンサルテーションまで、組込み分野のワンストップな問題解決を提供しています。


本件に関するお問合せ先

株式会社アックス 営業部
・WEB送信:こちらのフォームより、お問い合わせ項目の「蛍」をチェックして送信してください
・住所:〒160-0004 東京都新宿区四谷4-34-1 新宿御苑前アネックスビル3F
・TEL:03-5369-7858
・FAX:03-5369-7857
・URL:http://www.axe-inc.co.jp/



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