インストール方法

動作環境 以下では、布目のバイナリをインストールする際の手順を記します。

インストール方法

一般のQtopia環境

まず、bin ディレクトリにある nunome-Qtopia-bin.tar.gz をターゲットマシンの /tmp ディレクトリにコピーします。
次にターゲットマシンのルートディレクトリに移動し、コピーした nunome-Qtopia-bin.tar.gz を展開します。

 (nunome-Qtopia-bin.tar.gz を /tmp にコピーする)
 # cd /
 # tar xzvf /tmp/nunome-Qtopia-bin.tar.gz

USA版ZAURUS SL-5000にインストールする場合

USA版ZAURUSのROMファイルシステムは、書き込みができません。 また、RAMディスクにインストールするには、容量が足りません。 そのため、CFメモリ・カードまたはSDカードにインストールし、 RAMファイルシステムにシンボリック・リンクを張ります。 そのため、動作中はメモリ・カードが本体に刺さっている状態でなければなりません。

  1. CFメモリカードまたはSDカードを用意します。 容量は16Mバイト以上必要です。 これに、ext2 ファイルシステムを作成します。
  2. 作成したファイルシステムのルートから、nunome-Qtopia-zaurus.tar.gzを展開します。 このtarファイルには、布目の他に以下のパッケージが含まれています。
    qpe-language
    qpe-i18n-ja
    qpf-cyberbit-120-50-t10
    これらのパッケージは、次のURLから取得できます。
    http://qpe.sourceforge.net/
    
  3. このメモリカードをZAURUSに差します。 ファイルシステムはCFメモリカードならば、/mnt/cf、 SDカードならば/mnt/cardに自動的にマウントされます。 これ以降は、ZAURUS上での作業になります。
  4. /mnt/cfまたは/mnt/cardに移動します。
  5. インストール・スクリプトを実行します。 CFメモリカードならば、以下を実行します。
    sh install-cf.sh
    
    SDカードならば以下を実行します。
    sh install-sg.sh
    

    このスクリプトは、メモリカードからRAMファイルシステムへのシンボリック・リンクを作成します。

  6. Qtopiaを再起動して下さい。 メモリカード中のコマンドが実行されますのでメモリカードを決して抜かないで下さい。
  7. Settingsのlanguageを使って、日本語環境に設定して下さい。
  8. これでインストールが終了しました。

インストール後のファイル構成

インストール終了後、各ファイルは下図のように配置されます

/opt/QtPalmtop/plugins/inputmethods/libqNunome.so
|             |                    +libqNunome.so.1
|             |                    +libqNunome.so.1.0
|             |                    +libqNunome.so.1.0.0
|             |
|             /i18n/ja/nunome.qm
|                     +nnmDicman.qm
|
/usr/local/share/nunome/.nunome
                       +nnmsrv
                       +nnmDicman
                       +nunome_uni.dic